化学工学ネタ第1弾ということで、今回は『工業と化学の関係性』について紹介したいと思っています。
工業化する上で、どうして化学が重要になってくるのか?
3つのステップで紹介したいと思います。
化学の道を志す人も工業化に興味がある人も参考にしてみてください。
スケールが変われば結果が変わる
物作りにおいて、通常、研究室レベルで成功した物が工業化されることになります。
工業化 = 工場で物を作れるようにすると考えてOK。
当然、工業化となれば、そのスケールは研究室レベルとは段違いの大きさとなります。
このスケールの違いが工業化する上で最大のポイントで、スケールが変わると結果が変わります。
研究室では出来るはずだったものが、工場では出来ない・・・
そんな状況に陥って、エンジニアは頭を悩ませることになるのです。
工業化への問題は化学がチームで対応
研究室レベルの問題であれば、化学の分野から解決を図ることがほとんどです。
しかし、工業化となると、なかなか化学だけでは解決出来ません。
そのため、機械や電気など工学的な分野のプロも交えてチームで対応することになります。
チームは異文化の集まりで、様々な意見が集約されることになるよ。
この時、化学の担当者はチームの中でも中心を務めることが多いです。
種々の問題を把握しつつ、解決策を打ち出していくといった活躍が求められることになります。
化学+αが大事になってくる
問題への対処となれば、必然的に化学以外の知識についても必要になってきます。
機械や電気の知識があれば、より深い議論が出来るようになるからです。
そのため、工業化に携わる化学担当者には、幅広い知識が求められることになります。
担当し始めのころは、違う分野の理解をするのに苦労したよ。
また、化学1つとっても、そこには様々なジャンルがあります。
- 無機化学
- 有機化学
- 分析化学
- 化学工学 etc…
自分の専門分野からのアクションを行いつつ、他の分野からのアクションも把握する。
そんな+αの活躍が求められることになるのです。
まとめ
工業化する上で、スケールによる問題は付き物です。
そのため解決には化学が必須となります。
解決チームの中心は化学の担当者を務めることが多く、化学以外の+αの知識も求められます。
このように工業化するために化学は超重要なポジションとなるのです。
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