化学工学の代表的な仕事の1つがプラントエンジニアです。
プラントエンジニアとは、どんな仕事内容で将来性はあるのでしょうか?
プラントエンジニアについて紹介したいと思います。
この記事はこんな方にオススメです。
- プラントエンジニアを目指している方
- 化学工学の仕事に興味がある方
- 工場を作ってみたいという方
プラントエンジニア=工場を作る人
プラントエンジニアは、企業によって様々な定義がありますが、一言で表すのであれば、『工場を作る人』です。
ただ、よく工場を作ると説明すると、次に聞かれるのが『具体的に何するの?』っていう質問です。
確かに、工場とは関係ないところで働いている人にとっては、工場を作るという仕事内容が非常にイメージしにくいのは仕方がないことです。
そこで、必ず用いる例えなのですが、『キッチンを作るようなもの』って説明しています。
ほとんどの人が、一度くらいはキッチンに立ったことがあると思いますが、キッチンっていろんな道具がありますよね。
ガスコンロに魚焼きグリル、包丁にまな板、シンクなど様々ですが、家庭のキッチンというのは、ある程度の料理に対応出来るように作られています。
このキッチンを工場だとした時に、1つの料理(製品)を作るのに特化したものにするのがプラントエンジニアの仕事内容です。
話がややこしくなってきたので、カレーで例えてみます。
例えば、カレーに特化したキッチンを作るとします。
そうなると、必要な道具としては、包丁、お鍋、シンク、ガスコンロなどある程度、固まってきますよね。
ただ、ガスコンロはIHが良いとか、お鍋は圧力鍋が良いとか、いろんな希望が出てきます。
反対に魚焼きグリルは必要ないし、電子レンジも要らないってなるかもしれません。
そういった希望を1つ1つまとめて、最終的にカレー(製品)を作れるキッチン(工場)を形作っていくのです。
プラントエンジニアに案件が上がってきた時には、作るもの(製品)と概ね作り方(製法)は、上がってくることがほとんどです。
それを加味しながら、理想の工場作りを行うのがプラントエンジニアの仕事内容です。
平均と比較すると給与はGOOD!
プラントエンジニアの仕事内容が何となくわかったところで、気になるのが『給与』ですよね。
企業によりけりですので、一概には言えませんが、平均すれば給与はGOODだと思います。
知り合いには、数多くのプラントエンジニア仲間がいますが、世の中の平均と比べれば、それ以上貰っている人がほとんどです。
また、出張なども多いことから、手当なども充実しており、単純な給与以外にも、手当で最終的な金額としては膨らむことが多いです。
今後、プラントエンジニアを目指すという方は、就職や転職する際はこの辺りのことを聞いておくと良いかと思います。
質問としては、『基本の給与とそれ以外の手当のバランスはどの程度ですか?』なんて聞き方が良いと思います。
手当が厚い企業であれば、必然的に手当の話を聞けますし、基本の給与で補われているようであれば、自然とその説明に会話が向かっていきます。
企業によってはハードワークが求められる
プラントエンジニアを志す上で、1つ注意しなければならないことがあります。
それは、『時にハードワークを求められる』ということです。
具体的には、『残業・休日出勤・夜間勤務』などです。
どうしても工場を建設する際は、事前に完成目標を経て、それに向かって多くの人が邁進していくことになります。
しかし、残念ながら上手く進むことばかりではありません。
今まで必ず何かしらのトラブルが起きました(泣)
トラブルを補うために残業や休日出勤や夜間勤務が発生することになります。
例えば、昼間の作業だけでは間に合わないから、昼の部隊と夜の部隊で2班制にして対応しようなんていうのは、よくあるケースです。
ただし、24h働くとか、残業代が出ないなんていうことは、ほとんどの企業ではありませんので、その点は安心して大丈夫かと思います。
ハードワークが求められる分、しっかりと金銭的に見返りも貰えるわけです。
どうしても体力勝負!な側面もありますので、プラントエンジニアを目指す場合は、この点に注意してください。
まとめ
プラントエンジニアは簡単に言えば、工場を作るのが仕事です。
工場を作る ⇒ 1つのメニューに特化したキッチンを作るようなイメージです。
ハードワークが求められますが、その分、給与は平均より貰えることが多いです。
体力が必要な側面もありますので、知識と体力、その両方が求められる仕事と言えます。
プラントエンジニアを志す人は参考にしてみてね。
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