世の中の仕事には、それぞれ専門性があります。
例えば、数学を学んだ人は数学の教師、看護を学べば看護師という形です。
では、化学工学を学ぶとその先にはどんな仕事が待っているのでしょうか?
今回は、化学工学と仕事について紹介します。
この記事はこんな方にオススメです。
- 化学工学を学ぶと、どんな仕事が出来るか知りたい人
- 化学工学を専攻しようか迷っている学生さん
化学工学を得意とする人の仕事
様々な仕事に従事することが出来る化学工学ですが、代表的なのは下記の2つと言えます。
プラントエンジニア
『プラントエンジニア』は化学工学を代表する仕事の1つです。
その名の通り、プラントに関するエンジニアリングを担当し、工場に関する様々な仕事を担当します。
中でも工場を作る仕事は、スケールが大きく、大規模な工場となれば一大プロジェクトです。
主に『エンジニアリング企業』が担当することが多く、お客の要望を聞き、それに応じてプロジェクトチームを発足し担当します。
1つのプロジェクトが終われば、また次のプロジェクトへと移行するため、工場建設地を転々とする働き方になるケースも少なくありません。
1つの勤務地にどっしり構えると言うよりは、フットワーク軽く、全国、時には世界を股にかけて仕事をするスタイルが求められます。
生産技術
『生産技術』は主に化学メーカーなどで活躍出来る仕事の1つです。
生産技術は既にある工場に対して働きかけていくスタイルです。
生産効率の改善や不具合の解消、品質の改善など企業によって様々ですが、その仕事は多岐に渡ります。
既に稼働している工場に働きかけるため、稼働とのバランスや製造との調整をしながらゴールに向かって活動していきます。
生産技術は1つの工場で活躍するスタイルとなります。
仕事の面白み
化学工学に関する仕事の面白みはどこにあるのか?
1つには、圧倒的なスケールの大きさをあげることが出来ます。
時に見渡せないほどの広大なスペースに工場を建設し、時に工程を改善し大きく利益に貢献することが出来ます。
管理人も規模は小さいながらもどちらの経験もあります。
もちろん責任は大きくなりますが、やり遂げた時の達成感は一塩です。
初めて自分で設計した工場が出来た時の感動はいまだに忘れられませんし、その時にした苦労でさえ今では良い思い出です。
仕事の大変さ
仕事をするにあたっては、当然、大変なこともたくさんあります。
例えば、1つのミスが大きな影響を及ぼす点です。
工場を建設する際には、ちょっとした機械が〇〇万円というのは、当たり前の世界です。
その選択を1つ間違えるだけで、購入した金額は無駄に、購入した機械も無駄に、機械は新たに購入しなければならないという事態に陥ります。
たった1つの設計ミスで〇〇〇万円の費用が無駄になったことも・・・
他にも工程を改善する上で、製造を誤って止めてしまったり、どれもこれもミスが一大事に繋がることばかりです。
他の仕事ではミスが許されるということではないですが、扱う規模が大きいだけにミスの影響も非常に大きなものになると言え、緊張感が求められます。
まとめ
化学工学の先には、『プラントエンジニア』や『生産技術』といった仕事が代表的です。
どちらも工場に関する仕事であり、スケールの大きな仕事と言えます。
スケールが大きいだけに、喜びも大変さもとても大きなものです。
化学工学に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
スケールが大きい仕事をしたい方には、化学工学は圧倒的にオススメです。
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