中国の電気政策で日本の製造業が大ピンチ!

電気雑記

中国が国内で実施した発電規制によって、日本にも危機的な状況が迫っています。

中国ってお隣の国でしょ?って思っている方、注意が必要です。

今や中国の政策1つで、日本が大きく揺るがされる状況となっているのです。

電気の使用禁止~!!

日本では、お願いベースで電気の使用量の削減を求められることはありますが、お隣の国、中国ではそんな甘いものではありません。

まさに電気の使用が禁止されているのです。

最近、中国では深刻な電力不足で悩まされています。

そもそもの理由としては、電力会社が電気の供給を制限したことが発端です。

石炭不足や価格の高騰などから、コストが見合わないとのことで発電を制限した影響から電力不足となりました。

そこにさらには、中国政府による電気の使用を禁止する政策が行われ、ますます電気を使うことが出来なくなっているのです。

これにより多くの人や企業が影響を受けていますが、日本に物を輸出していた企業を生産が制限され、まわりまわって日本にも影響が及んで来ているのです。

脱炭素に向けた取り組み

中国政府が電気の使用を禁止した理由、それは『脱炭素社会実現のための取り組み」になります。

日本と同じように、中国もまた二酸化炭素の排出量削減を公言していますが、この目標に向けて取り組んだ結果が電気の使用禁止となるのです。

もちろん製造することが出来ないとなれば、経済への影響は少なからず出てくるでしょう。

しかし、それでも脱炭素社会への実現を取ったとも考えることが出来ます。

日本への具体的な影響は?

中国の政策によって、日本では具体的にどのような影響が出ているのか考えてみたいと思います。

まず、電力の制限によって、世界的に価格が暴騰しているのが『金属シリコン』です。

これは世界を見ても中国がトップの排出国となっていますが、量が劇的に少なくなったことにより、価格が平時の3倍となりました。

この金属シリコンですが、様々なものに使われていますが、特に半導体に多く利用されています。

日本には、半導体では必須の材料であるシリコンを扱うメーカーが複数ありますが、影響を受けることは間違いないでしょう。

価格面でもそうですが、年明け以降分は調達出来ていないという話もあり、そもそも製造出来ないと可能性もあるのです。

こうなってくると、私たちの生活にはどのような影響となって表れるのでしょうか?

単純に考えられるのは、半導体を利用した製品の価格が値上がりするということです。

と言っても、今や至るところに半導体が利用されていますので、身の回りの機器のほとんどが値上がりする可能性があるともいえるのです。

中国がいつまでこの政策を続けるかは分かりませんが、この先、スマートフォンやPC、家電や自動車などありとあらゆる機器の値段が上がるかもしれません。

何か打開策を見出して、すぐにでもこの政策を中止、もしくは緩和して欲しいですね。

まとめ

中国では、今、『電気の使用が禁止』されている状況にです。

その影響で、多くの製造業が影響を受けており、そこから物を購入していた日本の企業にも影響が出ています。

価格の値上げなども行われており、最終的には消費者が購入する機器も値上がりする可能性はおおいにあると言えます。

脱炭素社会を見据えた取り組みは決して悪いことではありませんが、出来れば緩和するなど少し経済も見据えた政策にシフトして欲しいものですね。

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