電気自動車の分野では、中国が存在感を日に日に増しています。
中国の国旗の色になぞらえて、業界では『紅いEV』と呼んだりするそうです。
※元ネタは紅いMSですね。そうなると、日本はガンダムでしょうか。
今やその存在感には目が離せないわけですが、日本企業も取り残されないように様々な選択を決断しています。
この先、電気自動車で覇権を握るのはどこの国なのか?予想してみたいと思います。
存在感を増す中国の電気自動車
電気自動車は聞いたことはあるけど、実用化はまだまだ先じゃない?
テスラってお金持ちが乗る車でしょ?
このように思っている方は、すごい多いのではないかと思います。
しかし、既に企業間、ならびに国家間では水面下での争いが激化しており、特に中国の存在感は日に日に大きくなっています。
これは中国という国レベルで後押ししていることも要因の1つですが、日本のメーカーでは開発が少し遅れているというのも理由として挙げられるかもしれません。
中国では、既に電気自動車が街を走り、当たり前のように見かけることが出来ます。
1か月で30万台以上の電気自動車が売れる中国では、不思議な光景ではないのです。
それに対して日本は、今年の1月~9月の9か月間で、たったの1万5000台しか売れています。
かたや1か月で30万台の中国と9か月かかって1万5000台の日本、その差は圧倒的と言えます。
日本企業の選択は?
中国が勢いを増す中で、日本企業も様々な選択を強いられています。
特に材料メーカーでは、中国企業と手を組むケースも増えてきました。
最近、注目すべきはルネサスエレクトロニクスです。
言わずも知れた日本を代表する半導体メーカーです。
ちょっと前に火災で大きなトラブルとなったため、聞いたことがある人も多いと思います。
このルネサスが中国のEV大手であるBYDと戦略的パートナーシップを組んだことが話題となりました。
幅広く半導体を供給し、電気自動車製造のサポートをする立場になるわけです。
他にも日本電産や旭化成など、日本を代表する企業が中国企業と手を組み、電気自動車のビジネスに取り残されないような選択をしています。
電気自動車を巡った競争はこれからが本番
電気自動車を巡った企業間の競争は始まったばかりです。
今は先行しているアメリカのテスラが抜け出していると言えますが、まだまだ続々と企業が登場します。
この競争で重要なのは、今まで自動車に携わったことがない企業も登場するということです。
例えば、グーグルやアップルといった自動車とは縁遠いと思われる企業も電気自動車には参入を表明しています。
この中で覇権を握ることになるのは、どこの企業になるのでしょうか?
日本の大手自動車メーカーもうかうかしていると、追い抜かれるという危機がもう目の前まで迫ってきています。
今後の電気自動車業界からは目が離せませんね。
まとめ
中国の電気自動車は国家を上げた戦略となっていて、日に日に存在感は増すばかりです。
中国では、電気自動車を見かけるのが当たり前、1か月に30万台以上売れています。
対して日本は、9か月間(1月~9月)で1万5000台と圧倒的に少ない状況です。
日本企業は続々と中国企業と手を組み、取り残されないような選択を強いられています。
この先、グーグルやアップルも参入してくると予想される中、覇権争いを制する企業はどこなのか?
少しも目が離せない状況です。
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