来春までに1億ものコロナワクチンが無駄になるかもしれないそうです。
日本では、接種者が増えてきて、日に日に安心感が増してきていますが、同時にワクチンの期限切れが懸念されてきているようです。
世界を見渡せば、まだまだ不足している国もある中で、無駄にするわけにはいきません。
コロナ対策の次は、ワクチン対策が迫られているのです。
ワクチンには期限がある
コロナ対策に有効だとされているワクチン接種ですが、連日、多くの人が接種を済ませています。
このワクチン、一時は入手困難などの話もありましたが、今は順調に日本に入ってきています。
そのおかげもあり、接種を済ませる人が増えているわけですが、このままいけばワクチンが無駄になるという話が出ています。
ワクチンには期限があり、『-90℃~-60℃では6か月』、『-25℃~-15℃では14日間』と定められています。
そのため、ワクチン接種する人が少なくなっていく中で、ワクチンが入ってくることになれば必然的に期限切れが発生するわけです。
来春に1億本
あくまで現時点での予測ですが、『来春に1億本』が期限切れを迎える可能性があると言われています。
ただし、これには『3回目接種のブースター接種』や『対象年齢を範囲を広げた接種』というのは含まれていません。
そのため、そういった政策に踏み切れば、期限切れを迎えるワクチンが少なくなるという見方もあります。
しかし、WHO(世界保健機構)は、現時点でのブースター接種には反対を表明しております。
理由は、『満足にワクチン接種を行えていない国が多々ある』ためです。
そういった国に、むしろワクチンを融通して欲しいというのがWHOの本音になるわけです。
日本はどうする・・・?
この先、日本はどうするのでしょうか?
ブースター接種についても、はっきりとした指針は出ていませんが、この辺りはアメリカなどの動向や国内の感染者の数を鑑みながら決めるのではないでしょうか。
現時点(10月7日)では、緊急事態宣言を空けて、コロナの感染者の数は大きく減っています。
経済活動に活気を戻し、国内の状況を正常に戻そうという動きが見られます。
一方で、冬に向けて第6波が来ないとは言い切れない状況です。
この『経済活動』と『コロナ感染者数』という難しい舵取りをする中で、ブースター接種に踏み切られる可能性はあるでしょう。
何にせよ判断は早く、ワクチンが無駄になるような事態だけは避けて欲しいですね。
世界に困っている方がいるのであれば、世界を代表する国としてぜひとも助けてあげて欲しいものです。
まとめ
今のままの政策でいけば、『来春には1億本』のワクチンが無駄になる想定です。
『ブースター接種』、『対象年齢の拡大』といった政策に踏み切れば無題になる可能性は少なくなるでしょう。
一方、世界にはまだまだ接種がままならない国が多数存在しています。
そういった国のために、手に入れたワクチンを融通するというのも日本が世界に示す姿の1つではありますね。
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