エンゲージメントで会社と社員はどう変わる?社員の素直な感想

雑記

エンゲージメントを導入する会社が増え、世間でも注目され始めました。

エンゲージメントについては、会社経営に活かす目的など解説されていますが、導入されてからの事例についてはあまり語られていないですよね。

そこで、会社にエンゲージメントが導入され、どう変わったのか社員目線から素直な感想を書いてみたいと思います。

化学工学人
化学工学人

この記事はこんな方にオススメです。

  • エンゲージメントが導入されると会社がどう変わるか知りたい方
  • エンゲージメントを社員はどのように捉えているか知りたい方
  • エンゲージメントに効果はあるのか否か知りたい方

導入初期:会社も社員もエンゲージメントの結果を過剰に意識する

私、『化学工学人』も小さい化学メーカーに所属しておりますが、2年前ぐらいにエンゲージメントが導入されました。当初は、『エンゲージメント?』っていう形からスタートし、とりあえず社員のエンゲージメントの調査がスタートしました。

見出し

エンゲージとは・・・・
色々な捉え方がありますが、愛社精神などを指して使います。エンゲージメント調査することで、社員が抱く愛社精神や会社に抱くイメージを数値化することが出来ます。

うちの会社で導入したエンゲージメントは、アンケートに回答することで、いくつかの項目に分かれたエンゲージメントが数値化されるタイプのものでした。例えば、環境に対する満足度『52点』とか自己の成長性『75点』みたいな感じです。

始めはエンゲージメントとは?という形でスタートしても、数値化されると不思議なもので、途端に項目に対する結果が気になり始めます。

これがエンゲージメントを会社に導入した時の社員の反応の第一歩です。

『働く環境に対する満足度低ッ!』とか『会社のビジョンに対する共感高いなぁ』のような会話が社員の中で頻繁に会話されます。エンゲージメントとは?というところに理解が高まる瞬間だと思います。

しかし、導入初期では、ここまでです。

出てきたエンゲージメントの結果について、確認して終了。改善とか次のステップに進むことも会社や調査企業からは提示されますが、イマイチ、改善に向けた活動が見えにくく、何をどうしたら?という社員が多かったような気がします。

化学工学人
化学工学人

当分の間、アンケート→結果確認だけのサイクルが続きました。

導入中期:エンゲージメントの意味を捉え始める

エンゲージメントの調査をその後も続けていくと、ある日、突然、数字が変わるタイミングがきます。
これぐらいが、ちょうど導入中期に当たるのかなと個人的には思っています。

『あれ?この項目、大きく改善(改悪)してるよ。何かしたっけ?』みたいな感じです。

数値が大きく変化することで、原因を探し出すわけですが、自分たちでアクションを起こしていない場合、周りの環境による要因が原因だったりします。

『人事異動』・『会社の方針展開』・『需要の増減』様々な環境変化が訪れますが、こういった環境の変化でもエンゲージメントには影響があるようです。

重要なのは、何か変化することで、エンゲージメントにも変化があるということ体験することだったなと思います。結果・原因はどうであれ、変化を体験することによって、エンゲージメント改善に乗り出すキッカケになりました。

化学工学人
化学工学人

変化を知ることで、改善に向けた取り組みが進んでいきます。

導入後期:各々の社員がエンゲージメント改善に乗り出す

エンゲージメントの変化を知ることで、各々の社員がエンゲージメント改善に乗り出すのが導入後期です。今、ウチの会社はその時期にあります。

エンゲージメントを高めると言っても、一筋縄ではいきませんが、業務の中でも『エンゲージメント』というワードが度々、聞くことが出来るようになります。

『若い世代の社員のエンゲージメントを改善するために仕事を任せてみよう』という中堅社員の方や、『環境のエンゲージメントを改善するために機械導入を検討してみよう』なんて声も聞こえてきます。

会社がエンゲージメントを経営に活かすことを打ち出しているのですが、社員による自発的なエンゲージメント改善活動は、会社としての取り組み姿勢も大事になるかと思います。

会社が方針を打ち出し、それを発信し続けることで社員と一枚岩になるというのが、エンゲージメントを高めていく上では、1つの理想的な形なのは間違いないです。

化学工学人
化学工学人

エンゲージメントを改善!と言い続けることが大事。継続は力なりだね。

エンゲージメントが導入された社員の感想

エンゲージメントに対する率直な感想ですが、『確実に効果はある!』と考えています。
ただし、実際に改善するのは、長い道のりですね。

正直、エンゲージメントに対する考え方は、人それぞれです。
今でも、『エンゲージメントなんて測定しても意味ない』という声は社内で上がっています。

それでも、意識し始める人がいることで、少しずつながら社内の環境は改善されていきます。これを継続すること以外に、エンゲージメントを改善する方法はないんじゃないかと思います。

自分も、エンゲージメントには懐疑的でしたが、今では1つの指針として参考にしていますし、社内の雰囲気を図る物差しとして活用しています。悩みがあるとすれば、アクションを起こしても、なかなか思うような改善に繋がらないことでしょうか。(アクションが間違っている可能性も否定できませんが・・・)

化学工学人
化学工学人

改善は1日にして成らず!PDCAを回すしかないと思ってます。

エンゲージメントを会社に導入する上で大事なこと

これから会社にエンゲージメントを導入して経営に活かそうとするならば、重要なポイントが1つあります。

『エンゲージメント導入段階合わせて発信内容を変えること!』

  • 導入初期:エンゲージメントが浸透するような発信
  • 導入中期:エンゲージメントの変化に意識が向くような発信
  • 導入後期:エンゲージメント改善活動に繋がるような発信

ここが上手くいけば、会社のエンゲージメントの導入はスムーズにいきます。後は、日々、改善に向けた活動を続けていくだけです。

エンゲージメント改善については、様々な企業がサービスを提供していますが、任せっぱなしでは改善することはないでしょう。上手く活用しつつ、あくまで主役は『会社と社員』を意識すると上手くいくのは間違いないと思います。

化学工学人
化学工学人

エンゲージメントの導入を考えている方は参考にしてみてね。

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