日本では電気代の値上がりが続いています。
どうしてこんなに値上がりするのか?
電気代の値上がりはこれからも続くのか?
気になる電気代について説明してみます。
平均で13%も値上がりしている
電気代の値上がりですが、年の初めと比べて『およそ13%』も値上がりしています。
毎月、請求額は確認するものの、上がっているのか、下がっているのか分からず、何となく払っているという人も多いかと思います。
実は、電気代の値上がりは世界中で巻き起こっている流れであり、日本も例外なく値上がりしている状況なのです。
一般家庭の11月の電気料金は、『7000円』程度ですが、13%値上がりするとなれば7910円ですから、およそ1000円値上がりすることになるわけです。
電気代はどうして値上がりするのか
電気代に限らず、物の値段は様々な要因が絡み合って決定されますが、値上がりするシンプルな理由としては、『原料の値上がり』が挙げられます。
例えば、パスタを作るには、小麦粉が必要不可欠ですが、この小麦粉の値段が上がれば、パスタも値上がりするといった流れです。
昨今の電気代の値上がりも同様で、原料が値上がりしたことが発端となっています。
その原料は、『液化天然ガス・石炭』となります。
特に液化天然ガスは、その需要が高まっています。
こういった原料を使って発電するのは、『火力発電』となりますが、日本はまだまだ火力発電の依存度が高いため、電気代の値上げと繋がっているのです。
この依存度は、電力会社によって異なるため、値上がり幅は微妙に差があります。
- 東京電力:17%
- 中部電力:16%
- 関西電力:10%
- 九州電力:8%
値上がり幅を見ても分かるように、東京電力は火力発電への依存度が高いのです。
一方、関西電力や九州電力や原子力発電を稼働させたこともあり依存度が低いので、値上がり幅は小さくなっています。
いつまで値上げは続くのか?
電気代の値上げですが、年明けまでは継続する見込みです。
更に今年の冬が厳冬となれば、値上がりは来年の夏ごろまで継続する見通しもあるようです。
長期的な目線で考えると、『脱炭素社会』に向けた動きによって更なる値上げも否めません。
既に海外では、日本以上の値上げにより、家庭や企業運営にも支障が出てきています。
日本でも同じような状況にならないように祈るばかりです。
まとめ
年初に比べて電気代が平均13%も値上がりする見込みです。
電力会社によって差はありますが、最大は東京電力の17%となっています。
値上がりの原因は、原料(天然ガスや石炭)の値上がりによるもので、世界中で影響が出ています。
今後も、脱炭素社会に向けた取り組みなどの影響で電気代の値上がりは続きそうです。
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